もうひとつの「幸せホルモン」オキシトシン

前回まで2回にわたって、「幸せホルモン」セロトニンのことを書いてきました。

今回は、もうひとつの「幸せホルモン」オキシトシンについてです。

 

 

子宝に恵まれるとき、いよいよとなる陣痛をうながすホルモンとして、オキシトシンのことを聞いたことがあるかもしれません。

しかし、オキシトシンはセロトニン同様に「幸せホルモン」として私たちの「愛と絆(きずな)」に深く関わっています。

 

赤ちゃんを産むとき、さらにおっぱいをあげているとき、私たちの体はたくさんのオキシトシンで満たされます。このオキシトシンによる幸せ感によって、私たちは赤ちゃんを我が子として愛し、深い絆が作られます。

自分の子をいとおしく感じ、強い絆で結ばれるために、オキシトシンが強く関わっているのです。

 

オキシトシンはエストロゲンで活性化され、肌ツヤを良くし、ゆったりとした気持ちにさせます。まさに「愛と絆のホルモン」ですね。

 

さらにオキシトシンは、痛みや炎症をおさえ、傷の治りを早め、ストレスを軽減させる働きももっています。

 

オキシトシンは出産・授乳以外にも日常生活のちょっとした心がけで増やすことができます。

夫婦でのスキンシップや、それこそぬいぐるみを「かわいいー」とハグすることでも増加します。友達を大切に思うこと、人を褒めることなどでも増えるようです。

 

お風呂でゆったりしたり、リズムよいマッサージ刺激も効果的です。夫婦間でスキンシップを兼ねてお灸をしあえば、さらに効果的です。

 

病院での治療に追われてしまうと、ついつい日常生活での夫婦のスキンシップも減りがちかもしれません。

日常生活のちょっとの心がけで、皆さんの体の「幸せホルモン」はグッと増えます!

 

皆さんが子宝に恵まれて、さらに幸せホルモンに満たされるよう、これからも一緒に歩いていきます。

 不安なこと、わからないことは、何なりとご相談くださいね。