不妊症で採卵してもいつも左しかとれない!! そこで鍼灸がお手伝い!!

 

いよいよ、雨の日が増えてきましたね。

所沢界隈には、いわゆる「トトロの森」があります。

森の中で、木々の香りや鳥の鳴き声に囲まれて散歩するのが、私は大好きです。

だから、雨の日が増えると、ちょっぴり残念です。

 

木々といえば、私の大田区の実家には、柿の木が二本あります。

小さい庭の中で、仲良く並んでいます。

これが不思議なんですが、柿の実をつけるのは、毎年それぞれ交替なんです。

 

「今年は私が実をつけるね。来年は、あなたが実をつけてね。」みたいな感じです(笑)。

同じ年に二つの木の柿の実を楽しむことはできませんが、それぞれの木が200こ近くの甘い実を一年交替でつけてくれます。

土の中の養分をそれぞれの木が分け合いながら、栄養を蓄える。

そして、お互いに無理せずに交替で柿を実らせるのでしょうか・・・。

何とも不思議です。

 

そして、女性の卵巣も神秘的です。

やはり左右の卵巣が、およそ月交替で卵胞を成熟させて排卵させます。

「およそ」といったのは、実家の柿の木とは違い、卵巣は必ずしも左右が交互に排卵するわけではないからです。

 

特に体外受精で薬をつかう採卵になると、それは顕著です。

「クロミッドや注射などをして卵を育てると、いつも左しか育たないです。」などと言う患者さんも多い気がします。

刺激を加えると、反応しやすい側の卵巣ばかりが、いつも頑張っている。というのです。

 

お医者さんは、「卵胞が育つのは、脳下垂体から出る卵巣を刺激するホルモン(FSH)の影響です。薬も左右まんべんなく作用するので、どちらが育つかは偶然でしょう。」などと言います。

ただ私の肌感覚としても患者さんによって、卵が育ちやすい卵巣に偏りがある気がします。

そして、骨盤の動きや股関節の左右差、体のねじれや血流のアンバランスなども卵巣の働きの左右差に影響している気がします。

 

余談ですが、私も体温計でワキの下の体温をはかると、いつも右が0.4度くらい高いです。

つまり筋肉や血流、ワキのリンパの活動にも左右差がある。ということです。

このような体の活動の左右差が、皆さんの卵巣にあっても不思議ではないでしょう。

 

そこで私は、皆さんの左右の骨盤の動きを整えたり、股関節の柔軟性や筋肉の動き、血流を整えるよう、鍼灸治療やエクササイズを実施しています。

すると、今まで卵がとれなかった側の卵巣からも卵がとれるようになってきます。

 

鍼灸治療やエクササイズは、西洋薬と比べれば即効性は弱いので、すぐにとはいきません。

しかし、徐々に反対側の卵巣からも卵がとれるようになってきます。

そして不思議なことに、今までとれなかった側の卵巣の卵の方が、良いグレードの卵のことが多い気がします。

ずっとずっと出番を待っていた卵巣が、きっかけをもらって本来のポテンシャルを発揮し始める。といった感じでしょうか(笑)。

 

私たちの体は、自分が思っている以上にポテンシャルは高いのです。

しかし、その本領を発揮するきっかけを与えられないだけ。という気がしています。

皆さんの卵巣や子宮のポテンシャルを発揮する「スイッチ」がどこにあるのか??

それを少しでも早く見つけだせるよう、これからも努力していきます。

 

これからも引き続き、皆さんとの出会いやご縁を大切に、皆さんが一日も早く笑顔になれるよう、頑張ってまいります!!

 

 

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