移植のタイミング。本当にあっているの??

毎日寒いですね。この冬はインフルエンザが本当に流行りました。でもそろそろこの寒さも底を抜けるとのこと。もうちょっとの辛抱ですね。 

暖かくなってくると植物も芽吹き始めます。私たちの体もほころび始め、子宮・卵巣の血行もよくなりやすいと感じています。ノルンでも春から夏にかけて、移植の経過が良い時期だと感じています。

 

そこで今回のテーマです。

「タイミングみたけれど、だいぶずれてしまったと思っていた。しかーし!陽性反応でたー!」

「人工授精したけれど、仕事の都合で日付がずれちゃった。先生と相談してダメモトでずれた日に実施したけれど、陽性反応でたー!」

 

体外受精の移植日は厳密に先生の指示した実施日に行なうことが多いため、このような嬉しいハプニング?は起こりませんが、タイミングや人工授精ではノルンの皆さんにも時折みられます。

となると、このような皆さんに仮に体外受精の移植を実施した場合、お決まりどおりの日付に移植してもジャストタイミングとは言えなさそう。

 

このようなことが徐々に言われ始め、最近では「ERA」という検査を行なえる病院がでてきました。この検査は子宮の状態を遺伝子敵にチェックすることで、着床に最適な時期を見極める検査です。

以前から「子宮内膜日付診」という検査はあり、おおよその子宮の着床時期を調べることはできました。しかし「ERA」はさらに正確に最適な着床時期を調べられます。

 

この検査の結果、およそ3割の患者さんの最適な着床時期がずれていることが判明したようです。

 

となると、いくらピカピカの卵を移植しても時期がずれていては、着床の可能性が減ってしまいます。

しかし、このような検査を実施していない病院もまだまだたくさんあるので、はがゆいかもしれません。

ただ、このようなことが皆さんの体外受精にも起こっているかもしれないということを踏まえておけば、さらに妊娠へ向けた作戦もたてられます。ノルンでも皆さんそれぞれの状況と病院に応じて作戦をたてるようにしています。

 

これから春になり、体もポカポカ、上向きになる時期を迎えます。少しでも皆さんに早く笑顔が訪れるようにノルンも応援していきます!!